通うまでの流れを確認すること

鍼と本

鍼灸師の学校に通って資格を取得したいと考えている場合、最初の目標となるのが入学することです。興味がある学校があっても、受験をして合格できなければ通って学ぶことができません。実際に受験をする場合、どのような試験内容になるかは環境ごとに違いがあります。しかし学力を問う試験内容よりも、人柄重視で合否を決めているケースが多いという点を押さえておきましょう。具体的には適性検査という形でペーパー試験を実施し、小論文と面接で評価している場合が多くなっています。また鍼灸師の学校における受験では、一般入試と社会人入試の2種類を用意しているケースも見られます。一般入試は高卒もしくは高校卒業見込みの方であれば、誰でも受験できます。一方の社会人入試は、高校卒業後に社会人として働いた経験がある方を対象としています。社会人入試の合格枠は少ないものの、学力関係なくやる気と適正がある人を合格させるために設けられた枠です。実際に鍼灸師の学校に行きたいなら、合格に近づくために面接や小論文対策を実施することが大切です。面接や小論文対策のコツは、1人でやらずに誰かに協力を求めることです。自分では問題ないと感じても、人に向かって話すもしくは書いた文章を第三者に見てもらうと客観的な評価が得られます。客観的な評価を得ながら、しっかりと対策を行いましょう。

特徴を比較して選ぶことが大切

鍼治療

鍼灸師の学校といっても、さまざまな選択肢が存在しています。実際に通う学校を選ぶときに大切なのが、特徴を比較して自分に合った環境を探すことです。特に注目したいポイントとなるのが、鍼灸師の学校ごとのコースやカリキュラムの違いです。仕事をしながら学びたい場合、夜間のコースや土日中心のスタイルで学習できる環境を選ぶのも1つの手です。そしてカリキュラムは、実技の時間など学習時間の合計に差があります。実践重視で活きたいのか、座学もしっかりと学べる環境を選びたいのかなどの点から、自分に合ったカリキュラムを探しましょう。また鍼灸師として働くためには、国家資格を得る必要があります。そこで学校選びにおいては、国家試験の合格率のチェックも欠かせません。合格率の高い環境であれば、卒業後に資格を取って働ける可能性が高くなります。ただし学部の人数に対して受験者数が少ないケースもあるので、合格率だけではなく受験者数も合わせてチェックすることが大切です。ほかにも自分に合った環境選びには、通いやすさや学費などさまざまなポイントから判断する必要があります。講師の質も含めて、トータルで自分に合った環境を探しましょう。

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